こんにちは、フィリピン在住ビジネスデザイナーのMocchiです。
今回は、これからフィリピン移住を検討している方向けに、現地でのリアルな生活の中で「これは大変だったなぁ」と感じたポイントを5つに絞ってご紹介します。
フィリピンというと、常夏の楽園、美しいビーチ、人懐っこい笑顔……とにかくポジティブなイメージが多いですよね。
でも、実際に住んでみると「えっ、これも自分でやるの!?」「あれ、日本と全然ちがう…」というギャップもたくさんあります。
この記事では、フィリピン移住生活でよくある“困ったこと”や“気をつけたいポイント”を、5つに分けてご紹介します。
1. インフラが不安定!停電・断水は日常茶飯事
まず最初に驚いたのは、インフラの不安定さ。特に地方都市では、週に数回の停電や断水があることも珍しくありません。
とはいえ、日本人がいきなりそんな地方に住むことはないとは思いますがね。。。

もっちが一時期住んでいた、ミンダナオ島の北スリガオ地区ではもう本当に大雨降れば停電断水セットで起こりました。。
■ 停電・断水にどう対応する?
- 充電式ファンやポータブル電源を用意しておく
- ウォータータンクを設置して断水対策
- 複数キャリアのSIMを持つか、データ通信の容量確保
- お金かかってもよければ発電機購入
- ホテルに避難
「日本の当たり前」は通用しないと心得ておきましょう。



正直言って、停電が続く場合はホテルに避難せざるおえなかった経験も多々あり。(ホテルなら最悪電気はジェネレーターが作動してつく)
2. 手続きがとにかく遅い!公共サービスの現実
ビザ更新、銀行口座開設、税務関連…。
日本ならスムーズに終わる手続きも、ここでは丸一日がかりなんてことも日常茶飯事です。
■ 手続きの遅さに備えるマインドセット
- 「今日は1件終わればOK」と思える余裕を持つ
- 現地の情報収集はFacebookグループが有効
- 信頼できる通訳や代行業者の利用も視野に
ビジネスにも直結する部分なので、スケジューリングには余裕を。



もっちはフィリピンの人とは仕事しないと決めました(笑)
3. 治安問題には地域差あり!油断は禁物
フィリピンは地域によって治安が大きく異なります。
マニラやセブの都市部でも、スリや置き引きには日々注意が必要です。
■ 安全のためにやっておきたいこと
- Grabなどの配車アプリを活用し、安全な移動を
- 貴重品は肌身離さず、派手な持ち物は避ける
- 夜間の一人歩きは避ける



北スリガオである場所に住んだときは日本人だとわからないようになるべく外に出ないようにと旦那に言われて軟禁状態でした(苦笑い)
4. 医療制度の違いと緊急時の備え
都市部には高品質な私立病院もありますが、費用は高額。
一方で公立病院では待ち時間が長く、薬が足りないケースもあります。
■ 健康面のリスク対策
- 海外保険には必ず加入
- 常用薬は日本から多めに持ってくる
- 日本語対応の病院を事前に調べておく
医療は「いざという時」のための準備が命綱です。



医療面を考えたらやっぱりセブかマニラが一番安心かも。コロナにかかった旦那は北スリガオでの治療では全然ダメで、結局セブで治療を受けて回復しました。
5. フィリピン流マイペース文化との付き合い方
ビジネスシーンでも日常生活でも感じるのが、時間にルーズな文化。
「あと5分」が30分になるのは普通。約束を忘れられていることも。だからもっちはもうフィリピン人と仕事しないって決めてるんです(笑)
■ 文化の違いは「イライラ」より「ゆるく対応」
- 「郷に入っては郷に従え」の精神を持つ
- 柔軟な対応力がストレス回避のカギ



完璧を求めず、寛容さと適応力が試される国です。そのうちこんなもんだと、住めばそのうち慣れてきます(笑)ちょっとやそっとのことでは驚かなくなりますね(笑)
まとめ|大変さの先にある「面白さ」がある
フィリピン移住には不便やストレスもありますが、
それ以上に自由な働き方、生活コストの安さ、気軽にメイドさんを雇える人件費の安さなど、得られるものもたくさんあります。
住む場所としては比較的発展している場所が無難に安心です。お金に余裕があればですが、マニラにある三越の上に住むなんていう選択肢もありですよ(もっちの夢です)
大変ではありますが、私はこの国に来たことで今の仕事につき、家にいながら仕事ができるスキルを身につけられるようになりました。
「大変さ」も含めて楽しめる方には、フィリピン生活は最高の選択肢になるはずです。
移住を検討中の方の参考になればうれしいです!


— Mocchi(フィリピン在住ビジネスデザイナー)