こんにちは、フィリピン在住ビジネスデザイナーのMocchiです。
前回は「フィリピン移住前にやるべきこと10選」のうち、前半の5つをお伝えしました。今回はその続き、後半の5つについて詳しく解説していきます。
「え、そこまでやる必要あるの?」と思うこともあるかもしれませんが、現地で困らないための事前準備は、本当に大切です。
では早速、続きを見ていきましょう。
6. クレジットカード&ATM利用の最適化
フィリピンでは現金払いが基本ですが、ショッピングモールや中~高級レストランではクレジットカードが使えるよ。
■ フィリピンでの支払い事情
- ほとんどのローカル店舗は現金のみ対応(日本人が行くようなショッピングモールはカード払い全然できる。)
- ATMの引き出し手数料は1回につき200~300ペソが一般的
- 現金はこまめに少額ずつ引き出すのが安全

最近ATMでキャッシングしたときは手数料220ペソだった気がする。。。ATMによるのかも。(300ペソだったことはこれまでにない)
■ おすすめのカード準備
- VISAまたはMastercardを最低2枚は持参(JCBは使えないこともあるからVISAとマスターが最強)
- 海外キャッシング対応カードを準備(例:楽天カード、エポスカードなど)
- クレカ不正利用時のサポート体制も事前確認
ATMも場所によって稼働していなかったり、現金切れだったりするので、使いやすいATMの場所を現地で把握しておくのがコツです。
ATMでお金を引き出す時、万が一のためにパスポートを持ってた方がいい!!



過去にカードがATMに吸い込まれちゃって、それを取り戻すために本人証明できるものが必要だったの。幸いパスポートを持ってたからその日のうちに取り戻せたよ!
7. 日本の役所関係の手続き
長期で海外に滞在するなら、日本国内での役所手続きも重要です。特に住民票、保険、年金は「出国前にやっておかないと損する」ポイントのひとつです。
■ 必要な手続き
- 海外転出届: 出国の14日前から提出可能。住民税の支払いが不要になります
- 健康保険: 転出により国保は脱退。海外では利用できません
- 年金: 国民年金は任意加入可。老後の受給資格維持のため加入を検討(もっちは資格維持してません)
■ ワンポイント
- 転出届を出すとマイナンバーカードが失効するため、必要な手続きは事前に済ませておく
- 確定申告や年金の支払いなど、日本に残る義務について把握しておく
住民税は出国後に実家に届いてたりするよ!もっちはすっかり抜けててお父様にご迷惑をおかけしてしまった。。。なので、お金を残しておいてあげてね(笑)
フィリピンでの滞在に集中するためにも、出発前に日本の義務はしっかり済ませておきましょう。
8. 家族や緊急連絡体制の整備
移住は個人の問題ではなく、周囲との連携も大事です。特に離れて暮らす家族にとっては、不安なことも多いもの。
■ 移住前に家族と話しておくこと
- 滞在先の住所、電話番号、メールアドレス
- 現地での病院や大使館の連絡先
- 緊急時の対応方法(例:LINE通話、WhatsApp、Zoom連絡など)
■ 緊急時の備え
- 日本大使館への在留届を提出する(オンライン可)
- 定期的に安否報告をする仕組みを作る
- 日本の家族が困らないように、必要なパスワードや書類も共有しておく
安心してフィリピン生活をスタートするためにも、周囲への情報共有は欠かせません。
9. 文化の違いに関する基礎知識
日本とフィリピンでは、文化・価値観・生活習慣が大きく異なります。特に時間の感覚や人間関係の距離感など、「あれ?」と思うことが増えるでしょう。
■ よくある文化ギャップ
- 時間にルーズ: “フィリピンタイム”で30分〜1時間の遅れは当たり前
- 敬語や上下関係があまり厳しくない
- フレンドリー=信頼できる ではない(ビジネスでは慎重に)



ほんまにもーねー。時間にルーズなのは間違いない(苦笑い)特に年配ほどその傾向が。ちなみにうちの旦那は比較的日本人に近いです(笑)



ちなみに、テレビを買って、明日届けるね!って言われて、当日届かず次の日ってことも全然あった。。。
■ 対策と心得
- ストレスを溜めすぎず、「郷に入っては郷に従え」の精神で
- 気軽な挨拶や笑顔を大切にする
- 言葉が通じなくても、ジェスチャーや雰囲気で伝える意識を持つ
文化を「違う」と捉えるのではなく、「面白い」と思えれば、海外生活はもっと豊かになります。



とか言いつつも、イライラさせられることはしばしば。イレギュラーなハプニングも多い。もっちはだんだんとそれに耐性がついて今はちょっとしたことでは動じなくなりました(笑)
10. 渡航前の心構え|完璧主義は捨てる
最後に最も大切なのは「心構え」です。日本のようなきめ細かいサービスや正確な時間管理を期待していると、正直つらくなります。
でも、それを「面倒」と捉えるか「自由で楽しい」と捉えるかで、移住生活の満足度は大きく変わってきます。
■ 心構えのヒント
- 完璧を求めず、80点でOKとする
- トラブルも経験として笑い飛ばす
- 柔軟に考え、頼ることを恐れない
「失敗したらどうしよう」と心配するよりも、「何があってもなんとかなるさ」というマインドでいれば、意外と道は開けます。



結構このマインドって、ビジネスにも通ずるところがあって。完璧を求めちゃうと全然前に進めないんだよね。途中経過を楽しんだり、途中経過報告をしたり、8割型できたらGOってしてみたり。個人でビジネスやっていくためにはそういう思い切りが大事だなって思うよ!
まとめ|準備は“安全”と“心の余裕”につながる
これで、フィリピン移住前にやるべき10のことをすべてお伝えしました。いかがでしたか?
どれも「ちょっと面倒」に思えるかもしれませんが、これらの準備をしっかりしておくことで、移住後の生活がスムーズに進み、精神的にも安定します。
私自身、これらを1つひとつ実行したことで、「不安」ではなく「楽しみ」に変わっていった実感があります。(準備不足だったところもあったけどね💦)
これからフィリピンに移住される皆さんの参考になればうれしいです!
▼次回予告:「フィリピン移住1ヶ月目でぶつかったリアルなギャップ」もお楽しみに!
— Mocchi(フィリピン在住ビジネスデザイナー)





